研究費調査
平成22年度 千葉経済大学共同研究助成費
研究課題:「組織の行動様式に関する学際的研究」
研究分担者(研究代表者:千葉経済大学 坂本義和、研究分担者:同 佐藤典子、同 周宗)
「組織のメンバーにいかに働いてもらうか」を考慮するいわゆるマネジメントの議論は、その議論展開の当初より学際的な性質を有しているのだが、本研究では、組織メンバーの行動様式について明らかにすることを目的とし、社会学、経営戦略論、経営組織論の分析視角を総合的に取り入れることで既存の議論に新たな知見を加えるべく、日本と韓国における働き方の違いをアンケートとインタビューによって明らかにし、研究分担者である佐藤は、ここから得られる知見を医療・看護組織における職業社会学、ジェンダー研究につなげていきたいと考えている。
平成22年度 日本社会学会 若手企画テーマ部会
研究分担者(佐藤典子、三重大学 石阪督規、早稲田大学 多田光宏、早稲田大学 田中大介)
研究課題:
@社会学は役に立つのか? 社会のなかの社会学
社会学を内と外から見直し、その有り様を再考するというテーマを設定し、前半は、社会学専攻の院卒者が、現在、「社会学研究の外」でどのような仕事をし、社会学を大学院で学んだ経験がどのように活きているのか(そうでないのか)検証した。後半は、従来、社会学者の十八番と言えるような社会現象の切り取り手法が、マスメディアで使われることが、社会にまた社会学界にどのような影響をもたらすのかについて考察した。
研究課題:
A社会学の境界はどこにあるのか? 大学のなかの社会学
「社会学の境界」というテーマを、学際研究などを通して、他分野との横軸のずらしから得られる比較、世代によって社会学の学びがどのように変化するのかという縦軸のずらしによる考察、また、地域の中で社会学を研究し、次世代に伝えていく試みを紹介することでその意義について検討した。